JP

JP

EN

芝刈り機の冬期メンテナンスガイド:休眠期の適切な手入れで春の即戦力を確保

リリース時間: 2025-11-04 09:56:23

冬季に長期放置された芝刈り機は、寒冷湿潤な環境により部品の錆や燃料劣化が生じ、翌年の動作に直接影響します。正しい冬期メンテナンスは故障を防ぎ、寿命を延ばすカギ。清掃・核心部保護・適切な保管の3ステップが基本で、ささやかな手間が大きな手間取りを省きます。

徹底清掃は基本の「き」

まず電源を遮断(エンジン機は火花塞を外し、電動機は電源プラグを抜く)し、完全に冷却してから作業開始。ブラシで本体表面の泥土や草屑を落とし、シャーシに張り付いた湿った草かすはカビや腐食の原因となるため、低圧水銃で洗い流した後、布で水気を拭き取り。特にカッティングデッキと刃は重点的に処理。レンチで刃を外し、刃先にこびりついた草かすや錆斑を削ぎ落としましょう。刃先が丸まったり欠けたりしている場合は、グラインダーで研磨するか、思い切って交換を。春の芝刈りで切れ味不良になるのを防ぎます。清掃時は、電動機のバッテリー端子やエンジン機のキャブレターに水がかからないよう注意。

燃料とバッテリーは命綱

エンジン式は燃料劣化の影響を最も受けやすいタンク内の残留ガソリンを全て抜き取り。エンジンを始動させ、キャブレター内の残油が自然停止するまで燃焼させる方法が有効。または燃料安定剤(説明書通りの比率で混合)を添加し、3分間エンジンをかけて燃料系統に行き渡らせ、燃料経路の詰まりを防止。電動式の「弱点」であるバッテリーは外して別保管。充電容量を50%~70%(満充電or空充電禁止)に調整し、気温5~25℃の乾燥場所で保管。月1回は充電量を確認,50%を下回ったら充電を。低温での膨張や故障を防ぎます。

要部品の手入れを見逃すな

エアフィルターは分解点検。紙製は丸ごと交換,スポンジ製は水洗い後に陰干し,再装着前にエンジンオイルを薄く塗布して防塵機能を向上。エンジンシリンダーとピストンには防錆油を少量注油し、始動コードを数回引き、内部に油膜を形成して錆付きを防止。ブレードデッキのベアリングや車軸などの回転部位には冬季用潤滑油を数滴垂らし、摩擦耗損を軽減。エンジン式は火花塞の確認も忘れずに。電極部分に付着した炭素を紙ヤスリで削り落とし,消耗が激しい場合は交換を。春先の不始動を防ぎます。

保管環境が仕上げの一押し

雨風が当たらず風通しの良い屋内角落を選び(屋外や湿気の多いガレージは厳禁)、錆発生を抑制。ブレードを下向きにした状態で水平保管(あるいは刃を外し、布で包んで別管理)し、刃先の損傷を防止。やむを得ず縦置きする場合は、燃料漏れを防ぐため必ず残油を完全に除去。

1~2時間かけたこの手入れが、春先の点検作業を5分で完了させることに。高額な修理代を回避し、機械寿命も延びる——まさに庭手入れの賢い投資です。

前の記事: 小さな不調を見逃さないで!芝刈り機のメンテナンス術 次の記事: 芝刈り機選び方ガイド - 失敗しない購入のコツと注意点