煙台成峰機械、2025年国際農業機械展示会に初出展 スマート果樹園設備が注目を集める

10月26日、2025年中国国際農業機械展示会が湖北省武漢国際博覧センターで盛大に開幕しました。農業機械業界における年間のハイライトとして、本展示会には世界中から数多くの農業関連企業が参加。煙台成峰機械科技有限公司は、中核製品を携えて大きく登場し、複雑な地形に対応したスマート果樹園管理設備により、業界関係者や来場者から広範な注目を集めました。

2000年に設立された煙台成峰機械は、農業機械分野に20年以上携わり、研究開発と生産を統合した総合企業へと成長してきました。今回は、果樹園の地形に特化して設計されたキャタピラ式リモコン草刈機などのスター製品を強調。内部には鋼製ケーブルを備えた鋼製フレーム、外部には工学用ゴムキャタピラを採用し、15度の傾斜でも滑ることなく作動します。自動パーキングブレーキ機能により、傾斜地での伝統的な設備に伴う安全上の危険を排除。コンパクトな1m幅のボディは、1.5mの狭い樹列間でも機敏に操作でき、木の幹への衝突を効果的に防ぎます。

展示ブースでの見どころは、龍芯のハイブリッド油電動力システムの実演でした。この自立発電システムは、出力低下なしに4時間の連続運転を実現し、従来モデル比5倍の効率を達成しています。担当者によると、この草刈機はEUのCE認証や米国のEPA認証を含む国際認証を取得済みです。生産量の60%が欧米や日本、韓国に輸出されており、山東省や江蘇省の農業企業では、1ムーあたりの草刈りコストを300元から80元に削減し、大きな経済効果を達成しています。

国家認定の農業機械普及企業として、煙台成峰機械は、大学との産学連携や月産数万台規模の生産能力を背景に、本イベントで複数の農業協同組合や販売代理店との協力契約を締結しました。同社関係者は、「今回の展示会は、自社製品の能力を示す場であるだけでなく、市場のニーズを理解し、業界の連携を深化させる機会でもある」と述べています。今後も同社は、スマート果樹園設備の研究開発に注力し、より効率的で信頼性の高い製品で農業の近代化を支えていきます。